2018年8月14日 | カテゴリ:住宅ローン
住宅ローンの連帯債務ってなんなの?

「連帯債務」とは何かご存知ですか?住宅ローンを組む際に出てくるキーワードです。おそらく多くの方が初めて耳にする言葉ではないでしょうか。そこで今回は連帯債務について簡単にご説明いたします。

連帯債務ってなあに?

「連帯債務」とは1つの住宅ローンに対してご夫婦の収入を合算して2人で借入を行う事です。ご主人だけ、奥さんだけでは借入希望額に届かない場合に利用するケースが多いです。

例えば夫の年収が400万円で妻の年収が200万円という場合、収入を合算して「年収600万円」として1つの住宅ローンを借りることを連帯債務といいます。

連帯債務の3つのメリット

メリット1
連帯債務の最大のメリットは住宅ローンの借入額を増やせる事です。
今回のケースでいうと夫の年収400万円では借入限度額は「3810万円」です。
(フラット35 金利1.5% 元利均等返済 35年借入のケース)

一方で夫婦合算の場合、年収600万円になるので借入限度額は「5715万円」となります。
限度額いっぱいローンを組むどうかは考える必要がありますが、
自身の購入希望物件が1人の年収では購入できない場合などは、連帯債務を使う事で購入可能となります。

メリット2
連帯債務を行うことにより住宅ローン控除も夫婦2人分受けることができます。
これは節税メリットが非常に大きいですね。

メリット3
売却時にご夫婦それぞれが3,000万円控除を適用できるという点です。
3,000万円の特別控除とは、自宅を売却して利益が出た場合、所得税の節税ができる特例です。
要するに自宅の売却利益に対しては税金を極力とらないようにしてあげるよ、というものです。

連帯債務のデメリット

連帯債務のデメリットは、毎月の返済負担が大きくなります。
毎月の返済が増えることでご夫婦のどちらかが仕事をやめた場合に返済が厳しくなるケースが見受けられます。
例えばローンを組んだ後に子育てのために奥さんが専業主婦になり、毎月の返済が苦しくなるという事があります。

連帯債務を視野に入れる場合、そういった事も踏まえて今後の資金計画を立てる必要があります。私のクライアントでも予想外の退職や転職は良くある話なので、不測の事態にも備えて計画しましょう。

まとめ

いかがでしたか?
「連帯債務」を活用するとローンを多く借り入れる事が可能です。
ただマイホーム購入後に奥さんの出産に伴う休職期間や子育て期間がある場合、住宅ローン控除が受けられなくなる等、ほかにも考えていく必要があります。

また考えたくはないですが離婚した場合、「連帯債務」でローンを組み自宅が共有名義である場合は注意が必要となります。よく起こる問題としては元夫の連帯債務者である妻の支払い割合をどうするのか、
離婚後に自宅を売却したくても、元夫が売却に賛同してくれないなど様々なトラブルを引き起こします。

このようなリスクを減らしたい場合は「ペアローン」にして夫婦それぞれの支払い義務をはっきりさせた方がいいという考え方もあります。
その「ペアローン」については次回ご説明します。

このようなことから計画性をもって住宅ローンを組む必要があります。
もし住宅ローンについてお悩みの際は、気軽にFPに相談してみて下さい。

以上、FPゼネラル編集部がお届けしました。

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